壬生戦隊タイシローン  4話








壬生戦隊タイシローンとは悪から世界を守る、正義の戦士(太四老+美兄弟)である。





遊庵「でも一度も活動してないよな。こんなのんべんだらりんとしてていいのかねぇ…」

時人「超ヒマー。殺人事件とかバーン!と起こんないワケ?血しぶきが見たいよー。」

ひしぎ「(退屈凌ぎのために血飛沫を望むヒーローって…)暇って時人、アナタ今日の分の仕事は…」

時人「このプリティウィッチー時人ッチー☆に仕事なんてやらせていいと思ってんの?その辺にいた奴の首元にカード突き付けたら喜んで引き受けてくれたよ。」

ひしぎ「(一般眷属を恐喝してアゴで使うヒーローって…)」

遊庵「(てーか「仕事やらせんな」って、じゃあお前は太四老として何をやるって言うんだよ。俺、お前が月影城から出てくる時といえばひしぎをイジメてる場面しか見たことねえぞ)」

辰伶「そういえば吹雪様が見当たりませんね。どうしたのでしょう…」

螢惑「ああ、吹雪だったらさっき見たよ。「ヒマだ…」って呟きながら台所で卵割りまくって…」

全員「たまご?」

螢惑「蘇生させてた。ひよこに。片っ端からぴよぴよって。」


































辰伶「…クッ、さすが吹雪様、なんてお優しい方なんだ…!(号泣)ひよこになれなかった卵たちに命を分け与えてあげるなんて……辰伶は感動いたしました!

遊庵ええッ!?(違う、今の間は感動の間じゃなくてツッコミの間だろー!)」

ひしぎ「吹雪…そんなに蘇生が好きだったんですか。新しいデータです(メモメモ)」

遊庵「(待て、何だその『FU☆BU☆KI パート371.〜愛・イッツ・マイ・ライフ〜』って表紙に書かれたピンク色の不気味なノートは)」

ひしぎ「水臭いんですから吹雪…。言ってくだされば、私がいくらでも自らを死に至らしめてお付き合いいたしましたのにv」

時人「むしろそのまま生き返んなくていいよ。未来永劫この世界に存在するな

遊庵「(こいつら2人とも違う意味で怖えよ)」

時人「うわっ!なんか黄色い絨毯みたいなのがこっちに来たよ!コレもしかして全部ひよこ!?」

螢惑「ひよこだね。ぴよぴよ可愛い…」

遊庵「うるせえだけだ!オイ螢惑、お前こうなること分かってただろ!?何で止めなかったんだよ!」

螢惑ぱんだよりひよこの方が好きだから。

遊庵「(………俺、そんなに嫌われてる?)」

ひしぎ「百羽以上いますね…。ハッ!吹雪、そんなに卵を割ったら夕飯におでんが作れません!今日はみんなたまご大好きなのを考慮してたまごオンリーのおでんを作るつもりだったのに…」

遊庵「(そういう問題じゃねぇ!てかそれはもうおでんじゃない、たまごの醤油煮だろうが!!)」

辰伶「よしよし、お前らは俺がきっと立派な成鳥に育てあげてみせるぞ!お前たちみんなで『コケコッコー!』と壬生に爽やかな朝を告げるのだ!」

遊庵やめろーッ!!!(陰陽殿じゅうをニワトリの巣にするつもりか!)」



タイシローンの初任務は露店でひよこを売りさばく事になった。(日本円で一匹300円)







吹雪の蘇生って、反魂術士って言うくらいなんですから生まれる前のものに命を吹き込むのは無理だとは思うんですがね…(^^;
でも元は人形だった人間に命を吹き込んだのってゼウスですよね。
吐息で。
とりあえずゼウスも吹雪も吐息がスゴイのねという事で。
(ギリシャ神話うろ覚え…。間違ってたらすみません;)



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