■壬生一族のお正月■




全員「あけましておめでとうございます。

辰伶「今年も…いえ、今年は良い年になるといいですね(去年は色々あったからな…)」

時人「新年初運試しするー?おみくじじゃなくてタロットだけどさ」


吹雪「おお、気が利くな。ではひとつ貰おうか」


ほたる「オレもオレもー」


ひしぎ「(ハッ)…時人。まさかまた全部DEATHのカードじゃないでしょうね」

時人「ハァ?正月からそんなことするワケないじゃん。新年早々そんなの引いたら福の神様来ないよ、ちゃーんと悪いカードはその机の上に分けてあるの」

ひしぎ「えっ、そうなんですか?疑ってすみません…(なんてこと…意地悪いのは私の方でした)」

時人「全くだよ。あ、ひしぎさんも一枚引いて?その机の上から

ひしぎ「(
私にだけ福の神が来ない)」

吹雪「どうだ辰伶、年の始めに羽根突きでもせんか。道具も用意してあるぞ」

辰伶「は、はねつきですかッ!?そんな…吹雪様がそのような方だとは思いませんでした!」

吹雪「は?」

辰伶「はねつきと言えば、桃源郷に押し入って妖精の羽をむしり取りアイスピックで木の幹に縫いとめその数を競うという残虐非道な行為…!吹雪様、あなたにはあの可憐な妖精たちを可哀相だとは思わないのですか!」

吹雪「妖精よりそんなメルヘンな話を23にもなって未だに信じているお前の方が至極可哀相だ(誰に吹き込まれたんだ?)」


ほたる「おもちおいしいー(←ホラ話を教えた張本人)」


遊庵「あ、オレもおせち喰う喰う!食いモンどこに置いた?」


ひしぎ「嫌ですね。あなたの後ろにたくさんあるじゃないですか、
青々しい笹が

遊庵「お前クリスマスも『仏教徒は質素な酢飯でも摂取していなさい』って俺の買ってきたケーキ没収したじゃねーか!オレも少しは人間扱いしてくれよ…(涙目)

ほたる「ゆんゆん元気出して。そうだ、オレからの年賀状届いた?」

遊庵「ああ届いたよ、郵便番号022022(オー人事オー人事)、住所「みぶ」、受取人名「ゆんゆん」でな!届けてくれた郵便屋さんの身にもなれよこの忙しい時期だってのに!」

辰伶「(というか…それで届いたってことは、郵便屋さんにもパンダ扱いされてるって事なんじゃ…)」

ほたる「だいじょうぶだいじょうぶ、どうせ今年も一番の苦労人はゆんゆんだから


遊庵「(…母ちゃん、俺太四老頑張ってるぜ。たまにくじけそうになるけど…)」


ひしぎ「そうだ吹雪、壬生の発展を願って初詣行きましょうよ。
一緒に

吹雪「(来た!)あ…ああ、皆で…」

ひしぎ「
二人きりで

吹雪「(声にドスが効いてるぞ)ええと…近くの壬生神宮で…」

ひしぎ「
夫婦円満で有名な愛餐神社に行きましょう」

吹雪「(壬生の発展はどこへ消えた!)」

時人「メンド臭ーい。僕はおコタでみかん食べてるよ。みんなは?」

遊庵「んー、凧揚げでもするかな。辰伶と螢惑もやるか?」


ひしぎ「何着ていきましょう。吹雪には唐草模様の風呂敷を用意しなくては…」

吹雪「(結局コイツと二人か…って俺を獅子舞にする気か!?する気だな!?)」

辰伶「たこあげ!?あのヌルついたタコに無理矢理ラッピングを施して憎らしい相手の玄関へプレゼントと称して置き去りにするという悪魔の儀式を…」

遊庵「
お前もう帰れ




お正月記念に書いた壬生一族のおはなし。
テンションに任せて書いたのでいろいろツッコミどころが…。
彼等はどんな行事でも何かしら事件を起こしてくれそうで、妄想し甲斐があります。
辰伶が天然なのはもはやお約束。



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送